「赤い財布はお金が貯まらない」という迷信

日頃から赤い財布を愛用している僕からすると、あまり良い気分にはならない迷信がある。「赤い財布はお金が貯まらない」というやつである。

赤から連想される「炎」は紙幣を燃やしてしまうし、「家計が火の車」なる慣用句もある。「支出が嵩んで今月は赤字だ」とも言うように、たしかに赤い財布は縁起の悪い連想のほうが多く働く。風水の本を読んでも大抵は「赤い財布はNG」と書かれている。

もっともこれらはただの俗説であり、何ら気に病むに値しない。

ところで『愛もお金も引き寄せたいなら財布の神さまと仲良くしなさい』(浅野 美佐子・著/すばる舎)には「赤は興奮色であり、財布を赤にすると気分が高揚して散財しやすくなる」といった趣旨のことが書かれており、この説はちょっと面白い。

色彩はたしかに人間の心理に影響を与えうる。

ファーストフード店では壁紙や椅子に赤色(興奮色)を取り入れることで客の回転率を高めているという。人は興奮すると体感時間が早くなるから、わずかな時間でも長居したように感じてしまう。

スーパーの特売チラシなんかも全体的に赤いデザインで「大特価ウルトラセール!!」などと大きな文字が目に飛び込んでくるが、やはり読み手の気分を昂ぶらせ購買意欲を高める効果がある。

ただ、この興奮色としての効果が赤い財布にも適用されるかどうかは、場合による。というのも「興奮色」はその要件として【暖色 ※赤~黄の色相】かつ【高彩度 ※明るく鮮やかなトーン)】の掛け合わせによって生まれる。

この写真のような財布は「彩度の低い暖色」であり、興奮色とは呼べない。

むしろ金運に良いとされる明るい黄色の財布のほうが色彩学的には興奮色であり(興奮色の財布は散財しやすい理論がまかり通るならば)金運UPの黄色い財布だってダメじゃんという話になってしまう。

だから月並みな話で恐縮だけれども

風水だとか色彩心理だとか気にせずに、自分の好きな色の財布を選ぼう!

が当然ながら行き着くであろう結論となる。

この記事中の写真(僕が使っているFolienoの財布)は、上記の楽天ショップから購入できる。価格も手頃で使いやすく、気に入っている。

選べるカラーはブラウン・キャメル・グリーン・ネイビー・レッドの5種類。僕はレッドを選んだけれども、写真のとおり落ち着いた色合いで良いなと思う。

迷信を気にせずに、これからも赤い財布を大切に使っていきたい。

日記
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当記事の執筆者
五条ダン

研究対象は《ナメクジオバケ》。「現実は甘くない。だからこそ甘さが必要である」をモットーとする。修辞技法(レトリック)の分析を得意とし、文体に重きを置く創作スタイルを好む。しかし筆速はナメクジの歩みのように遅い。

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