絶叫学級(いしかわ えみ 著)読みました。レビュー記事

りぼんマスコットコミックスから出ているホラー少女漫画『絶叫学級1』を読んだのでレビューをば。

Wikipediaによると『2014年、絶叫学級で第59回小学館漫画賞(児童向け部門)を受賞』とのこと。おめでとうございます!

いやぁ、少女漫画いいですね。

一時期「好きっていいなよ。」「となりの怪物くん」「神様はじめました」などの少女漫画作品が一挙アニメ化された時代があったのですが、ほんと一時期だけでしたね。

少女漫画でいえば「砂時計」や「L♥DK」「僕等がいた」など、ドラマ化&映画化される作品は多いのですが、アニメ化された作品は少ないですね。

もちろん、上に挙げた作品はすべて読んでます。(キリッ

少女漫画絵が好きな身としては、少女漫画は絶対実写化でなくてアニメ化してほしいのですが、なかなか需要層がマッチしないんでしょうねー。

おっと、話が逸れました。

絶叫学級、名前と表紙から分かる通り、ホラー漫画です。

短篇集で早い話が『世にも奇妙な物語』のような構成となっています

あの「世にも」特有の、読後感というかカタルシスですよねー、それが得られる内容となっています。読書メーターを眺めてると「ぜんぜん怖くない!!」という不満の声もあったりするのですが、彼らは何を求めていたのでしょう。

「Another」や「ひぐらしのなく頃に」あるいは「コープスパーティー」のようなのを期待していると、たしかに肩透かしを食らわされると思います。

絶叫学級は、もっと子供向けの「学校の怪談」とか「怪談レストラン」とかの上級怖いバージョンの位置付けです。そりゃあ、小・中学生の少女たちを読者ターゲットとするりぼんコミックで、Anotherひぐらし並のホラーやったらマズイでしょう……。

作品のポイント

最大の魅力は何と言っても、りぼんテイストの少女漫画絵でホラーが描かれる!ということです。少女漫画特有の、目が大きくてキラキラした女の子がいると思うのですが、それでホラーが描かれる。それが最大のPRポイントなんですね。

少女漫画といってもまどマギテイストではありませんよ。りぼんテイストです!!←ポイント

正直なところ、ホラー物語は巷に溢れていますし、ストーリーはどうしても二番煎じ、三番煎じとなってしまうでしょう。しかも、学校に関するホラーで都市伝説から持ってくるとなると、他作品との差別化が非常に難しくなってくるわけですね。

だからこそ、物語+αでオリジナリティを出す必要がある。そこに少女漫画テイスト+ホラー!!というのが最高にマッチしてくるんですねー。少女漫画、素晴らしいです。

ちょっと想像してみて欲しいのですが、進研ゼミの勧誘漫画に登場する女の子イラストのテイストでホラーが描かれるってゾクゾクしませんか。(ゲス顔

このギャップ萌えなんですけれど、なかなか理解してもらえませんね。

とにかく、少女漫画雑誌『りぼん』でホラーが読みたいんだ!!という奇特な方にはおすすめの逸品です。ホラーという意味での怖さはパンチに欠けるかもしれませんが、物語はふつうに良いですし絵柄が個人的に好みです。

と、いうわけで私も久々にホラー作品を書きたくなってきました。

ホラーほど小説と漫画の特性が大きく分かれるジャンルも珍しいですよね。

小説では視覚以外に恐怖を訴えるのに対して、漫画ではビジュアルが重要になってくる。もちろんストーリーが極めて大切なんですが、物語の見せ方がホラーだと小説と漫画とで対極になってくる。

おっと、話が長くなりそうです。この話はまたどこかでしませう。ノシ

漫画
当記事の執筆者
オロロン

ときまき!支援サポーター。Webライター兼Webデザイナー。人生の合言葉は「書いて描いて書きまくる!」

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